~何も残らなければ、すべての可能性が等しくなる。~
2014年6月4日 TCG全般 コメント (5)
さて、楽しくない話は置いておいて。
楽しい楽しいMTGのカードの昔話です。
空虚自身です。
これは我々の言う「使っても何も起こらないカード」の上を行く「使ったら自分に不利益のみが起こるカード」なんですが。
このカードはクソです。ですが弱いカードではありません。
このカードにはプロツアーで使われた華々しい実績があります。
何も残らなければ、すべての可能性が等しくなる。
そう、(手札に)何も残らなければ、(勝ちと負けの)すべての可能性が等しくなる。
色即是空空即是色。この世にあるすべてのものは因と縁によって存在しているだけで、その本質は空である。
また、その空がそのままこの世に存在するすべてのものの姿である。
このカードがもたらす可能性・・・完全なる空は完全なる色である。
…すなわち完全なる敗北から完全なる勝利へ。
かつてハウリングアウルというデッキが世の中を席巻した時代があった。
《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》と《吠えたける鉱山/Howling Mine》を置いてお互いの手札を増やし、相手の呪文を《差し戻し/Remand》、相手のパーマネントをバウンスし、溢れかえる相手の手札を《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》と《突然の衝撃/Sudden Impact》でダメージに変える…
土地以外のすべてのカードがシナジーを描く美しいデッキ、これがハウリングアウルである。
まさに完成されたアート。
しかし、このアートしてるデッキに対してデッキの尊厳に汚物を擦り付ける行為が発生しました。
溢れかえる相手の手札を《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》と《突然の衝撃/Sudden Impact》でダメージに変える…
では、もう一度、空虚自身のテキストをよく見てみましょう。
手札がなければダメージは入らない
つまり
弱点はない!(ドヤ顔で)
自分が手札さえなければ、ハウリングアウルの勝ち道はわずか4枚の、「場に二枚同時に並ばない1/3のクリーチャー」とわずか2枚の「曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror」 だけ。
手札がない・・・本来ならば絶望しか生まないこの状況。この状況こそが、勝ちにつながる可能性を秘めている。
可能性のないカードこそが最弱であり、振り切ったマイナスとは可能性であると我々に教えた空虚自身は、最弱を論ずるときに名前が上がることすら恐れ多いカードなのです。
あとマローがゴチャゴチャと
「このカードは平手打ちを受けるようなひどいデザインじゃない!」
だとか
「このカードが好きか嫌いかということを我々は求めていない。このカードの作られた目的を理解することを求めている」
だとか
「一部の人間しか幸せにならないカードがあってもいいじゃないか」
なとど意味不明な供述をしていたのでハウスオンファイア。
楽しい楽しいMTGのカードの昔話です。
One with Nothing / 空虚自身 (黒)
インスタント
あなたの手札を捨てる。
神河救済レア
空虚自身です。
これは我々の言う「使っても何も起こらないカード」の上を行く「使ったら自分に不利益のみが起こるカード」なんですが。
このカードはクソです。ですが弱いカードではありません。
このカードにはプロツアーで使われた華々しい実績があります。
何も残らなければ、すべての可能性が等しくなる。
そう、(手札に)何も残らなければ、(勝ちと負けの)すべての可能性が等しくなる。
色即是空空即是色。この世にあるすべてのものは因と縁によって存在しているだけで、その本質は空である。
また、その空がそのままこの世に存在するすべてのものの姿である。
このカードがもたらす可能性・・・完全なる空は完全なる色である。
…すなわち完全なる敗北から完全なる勝利へ。
かつてハウリングアウルというデッキが世の中を席巻した時代があった。
《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》と《吠えたける鉱山/Howling Mine》を置いてお互いの手札を増やし、相手の呪文を《差し戻し/Remand》、相手のパーマネントをバウンスし、溢れかえる相手の手札を《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》と《突然の衝撃/Sudden Impact》でダメージに変える…
土地以外のすべてのカードがシナジーを描く美しいデッキ、これがハウリングアウルである。
まさに完成されたアート。
しかし、このアートしてるデッキに対してデッキの尊厳に汚物を擦り付ける行為が発生しました。
溢れかえる相手の手札を《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke》と《突然の衝撃/Sudden Impact》でダメージに変える…
では、もう一度、空虚自身のテキストをよく見てみましょう。
One with Nothing / 空虚自身 (黒)
インスタント
あなたの手札を捨てる。
神河救済レア
手札がなければダメージは入らない
つまり
弱点はない!(ドヤ顔で)
自分が手札さえなければ、ハウリングアウルの勝ち道はわずか4枚の、「場に二枚同時に並ばない1/3のクリーチャー」とわずか2枚の「曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror」 だけ。
手札がない・・・本来ならば絶望しか生まないこの状況。この状況こそが、勝ちにつながる可能性を秘めている。
可能性のないカードこそが最弱であり、振り切ったマイナスとは可能性であると我々に教えた空虚自身は、最弱を論ずるときに名前が上がることすら恐れ多いカードなのです。
あとマローがゴチャゴチャと
「このカードは平手打ちを受けるようなひどいデザインじゃない!」
だとか
「このカードが好きか嫌いかということを我々は求めていない。このカードの作られた目的を理解することを求めている」
だとか
「一部の人間しか幸せにならないカードがあってもいいじゃないか」
なとど意味不明な供述をしていたのでハウスオンファイア。
コメント
カードを作って売るのも客商売だと思うんですが、この人大丈夫なんですかね・・・。